~日田杉の魅力~
日田・玖珠・うきは・朝倉の新築、リフォームはお任せ!!
安養寺建設㈲です。
「木づかい促進事業」の日田材について、少しご紹介いたします。
日田材といえば、まず思い浮かぶのは日田杉ではないでしょうか。
日田杉の魅力は、
・クッション性の高さ
・木目の美しさ
・断熱性の高さ
・調湿作用の高さ
・耐久性
・味わいのある経年変化
・低価格でコスパが良い
と、たくさんあります。
古くから日本建築の建材として、たくさん使われてきた杉。
日本人がこのようなメリット、魅力を感じていたからこそ、長く使用されてきたのです。
杉の家のメリット
クッション性が高く、衝撃を吸収してくれる
杉は、他の木材よりも柔らかく、足の裏に優しくなじむので、万が一転んでしまっても、衝撃を吸収してくれます。
硬い木材を使った床だと、けがをする可能性が高くなりますが、杉のクッション性により振動や衝撃を和らげてくれるので、大きなけがを防ぐことが出来ます。
高い断熱性
杉は空気をたくさん含んでいるので、建材と使用した場合、高い断熱性を発揮してくれます。
冬場、合板のフローリングだと冷たく感じる床も、杉の無垢板を使う事で柔らかなぬくもりを感じる場所になります。急激な温度差によって起こるヒートショックも、杉材であれば起こりにくくなります。
温度変化が少なく、快適な空間づくりには適しているのです。
調湿作用が優れている
杉は、空気を含みやすいので、他の木材に比べ、調湿作用に優れています。
湿気の多い時期には水分を取り込み、乾燥している時期には水分を放出するのです。もちろん、限度はありますが、このように調湿作用に優れているので、梅雨の時期も乾燥しがちな冬場でも、一年中快適に過ごしやすいです。
また、杉には樹脂が多く含まれていますので、耐水性にも優れ、カビや腐朽にも強いのです。
高い耐久性
一般的にフローリングに使用される素材は、15年~20年程度、無垢杉を使用した床は20年以上もつといわれています。
もちろん、メンテナンスは必要ですが継続したメンテナンスを行っていれば、それだけ長く良い状態を保つことが出来ます。
経年変化を楽しむことができる
時間の経過とともに、色・味わいにも深みが出てきます。新築時は赤みが強く白丸太とのコントラストがはっきりしていても、徐々にあめ色に変わり、落ち着きのあるたたずまいになります。
身体にやさしい
杉の木からは、「フィトンチッド」という成分が放出されており、消臭・抗菌・防虫効果が期待できます。
また、杉のフィトンチッドには、「鎮静(リラックス)効果」「安眠効果」「抗腫瘍活性効果」等があるといわれいます。
杉以外にも、「木」には、ストレスの抑制や、疲労回復効果、緊張緩和の効果、作業効率の向上など、様々な癒し効果があります^^
杉の家のデメリット
たくさんの杉の魅力・メリットをお伝えしてきましたが、もちろんメリットばかりではありません。
建材としてのデメリットは、
・キズが付きやすい
・コーティング無しの無垢材の場合、シミが付きやすい
・隙間ができやすい
といったことが挙げられます。
キズが付きやすい
杉の木はメリットでもご紹介しましたが、とても柔らかい性質を持っています。それゆえ、物を落としてしまうと、傷がついてしまいます。
硬い木材ではびくともしない衝撃でも、杉ではキズやひび割れにつながることもあります。気づかないうちに至る所に細かな傷ができてしまう可能性も。。。
お子さんやペットがいらっしゃる場合はより多くの傷ができてしまうかもしれません。
少々の凹みの場合、水分を含ませた布を当て、上からアイロンを数回かけるなどで対処できる場合もありますが、傷も味わいととらえ、楽しむのも一つの方法です。
どうしても傷が気になってしまうという方は、他の木材を検討した方が良いかもしれません。
しみになりやすい
杉は、水分を取り込みやすいため、コーティングされていない無垢杉の場合、飲み物や食べ物をこぼしてしまうと、高確率でシミになってしまいます。
シミの対策として、表面にオイルや油性ワックスなど、水をはじく塗料で保護をしておくのがおすすめです。
どうしても塗料を塗りたくない場合は、汚れたらすぐに拭き取り、中性洗剤を使って適度な強さで拭き取りましょう。強くこすってしますうと、逆に汚れが刷り込まれてしまう場合もありますので、気を付けてください。
油性ペンなどは、中性洗剤では落ちないので、サンドペーパーを使い、削り取るのがベターですが、削りすぎには注意しましょう。
隙間ができたり、乾燥割れをすることがある
杉は、水分を蓄えるのが得意ですが、極端な乾燥には弱いです。乾燥する季節には、蓄えていた水分を放出しますが、極端に乾燥していると、隙間が出来てしまう事があります。適度に湿気を含ませたり加湿器を使うなどして、乾燥しすぎないよう注意が必要です。また、乾燥により、柱などは表面割れが生じてしまうこともあります。
建材が割れてしまうと、“家が壊れるのでは…”と心配になるかもしれませんが、大丈夫です!通常は、ひび割れが原因で住宅が傾くようなことはありません。むしろ、様々な研究所で、ひび割れのある建材の方が強度が高いという実験データも出ているのです。ひび割れができてしまうということは、木がしっかり呼吸をしている証としてとらえ、その割れを楽しんで頂けたらと思います。
杉の家を建てよう
杉を使った家には、肌触りやぬくもりなど、快適に過ごす要素がたくさんあります。
杉板の床は、年中裸足で過ごしたいほど。杉をふんだんに使用された方は、寝つきが良くなった、アレルギーが落ち着いた、リラックスできるようになった、などの声も頂いています。
傷や色の経年変化を好まない方には不向きかもしれませんが、ぜひデメリットもご理解いただいたうえで、木の促進事業を活用し、杉の家の魅力を味わっていただけたら幸いです^^